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歯ブラシの選び方と正しい磨き方:今日から変わる5つのポイント

「ちゃんと磨いているのに、歯ぐきが下がってきた気がする」「自分の磨き方、本当に合っているのかな」——そんな悩みを抱えていませんか?

歯や歯ぐきのトラブルの多くは、磨き方と歯ブラシ選びのちょっとしたズレが原因です。今回は、そのズレを正すための5つのポイントをわかりやすく解説します。

 

なぜ正しい歯みがきが必要なのか

歯を失う原因の多くは、むし歯と歯周病です。とくに歯周病は、30代以降の日本人の約8割が抱えていると言われており、自覚のないまま静かに進行するのが特徴です。「歯ぐきが腫れている」「磨くと血が出る」「口臭が気になる」といったサインは、初期症状かもしれません。

ただ、過剰に心配する必要はありません。正しいケアをコツコツと続けることで、むし歯も歯周病もしっかり予防できます。「なんとなく磨く」から「根拠のある正しい方法で磨く」へ——その意識の変化が、将来のお口の健康を守るカギになります。

 

歯ブラシの正しい選び方

「しっかり汚れを落としたい」と思って硬めのブラシを選んでいる方も多いですが、それが歯や歯ぐきへの大きな負担になっているケースが多くあります。硬いブラシで強く磨くと、歯ぐきのラインが押し下げられて根元が露出したり、エナメル質が削れて知覚過敏やむし歯のリスクが高まったりします。歯や歯ぐきは基本的に再生しない組織だからこそ、予防が何よりも大切です。

歯ブラシは「やわらかめ」または「ふつう」の硬さで、毛先が細く歯と歯ぐきの間に無理なくフィットするものを選びましょう。また、毛先が短期間で開いてしまう方は、力が入りすぎているサインです。1ヶ月を目安に新しいものへ交換し、やわらかめのブラシでやさしくなでるように磨くことを意識してみてください。

 

バス法を使った正しい磨き方と順番

正しい磨き方として知られるのが「バス法」です。歯ブラシの毛先を歯と歯ぐきの境目に45度の角度で当て、細かく振動させながら磨く方法で、歯ぐきを傷めずに歯周ポケットの汚れを取り除けます。

歯ブラシは鉛筆を持つように軽く握り、大きく動かしたり音が出るほど力を入れたりするのはNGです。1本の歯につき約20回を目安に、全体で10分ほどかけて丁寧に磨くのが理想です。就寝前は特に念入りに。寝ている間は唾液の分泌が減り菌が繁殖しやすくなるため、夜の歯みがきが予防効果の要になります。

磨く順番は、左下奥歯の外側からスタートし、右下奥歯の外側→前歯の外側→右下の内側→左下の内側→前歯の裏側と進み、続いて上の歯を同じ流れで、最後に噛み合わせ面を仕上げましょう。

順番を決めておくことで磨き残しを防げます。前歯の裏側は歯ブラシを縦にして「かかと」部分を使うと届きやすく、奥歯の内側は口をほんの少し閉じ気味にするとブラシが入りやすくなります。

 

歯ぐきのトラブルと磨きすぎへの対策

歯ぐきが下がって歯の根が露出すると、冷たいものや甘いものがしみたり、むし歯リスクが上がったりと、さまざまなトラブルにつながります。

知覚過敏用の歯磨き粉やフッ素・硝酸カリウム配合の保護ジェルが症状の緩和に役立ちます。また、歯科医院での薬剤塗布やコーティング処置も効果的です。

 

自分に合った歯ブラシの見つけ方

市販の歯ブラシは種類が多く、どれを選べばよいか迷いがちです。そこで活用したいのが、歯科医院での「歯ブラシ処方」です。歯科衛生士が歯や歯ぐきの状態・磨き方のクセを確認しながら、ぴったりの歯ブラシを提案・指導してくれるサービスで、「何を使えばいいかわからない」「本当に合っているか不安」という方に特におすすめです。

 

まとめ

毎日当たり前のようにしている歯みがきですが、そのやり方ひとつでお口の健康は大きく変わります。「正しく、やさしく、自分に合った方法で磨く」ことが、歯を長く守るいちばんの近道です。道具選びに不安がある方は、ぜひ一度、歯科医院でのアドバイスを活用してみてください。