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冷たいものがしみるのは虫歯じゃないかも。知覚過敏を疑うべき3つのサイン

もうすぐ気温が上がり、冷たいアイスや飲み物が恋しくなる季節がやってきます。外出先で飲む冷えたドリンク、暑い日のひんやりしたアイス。楽しみにしている方も多いのではないでしょうか。

しかし、いざ口にしたとき「歯がキーンとしみた」「冷たい飲み物を飲むたびに違和感がある」「歯磨きのときにピリッと痛みが走る」という経験はありませんか?夏は冷たいものを口にする機会が増えるため、知覚過敏の症状に気づきやすい季節です。

「一瞬しみるだけだから大丈夫」と放置している方も多いかもしれませんが、それは歯からの大切なサインかもしれません。今回は知覚過敏の原因からセルフケア、歯科医院での治療法までわかりやすく解説します。

 

知覚過敏とは?

知覚過敏(正式には象牙質知覚過敏症)とは、歯の表面がすり減ったり歯ぐきが下がることで、外からの刺激が神経へ伝わりやすくなり、しみるような痛みが生じる症状です。

歯はエナメル質・象牙質・神経の三層構造になっており、通常は硬いエナメル質が歯をしっかり保護しています。しかし何らかの原因でエナメル質がすり減ると、内側の象牙質がむき出しになります。象牙質には象牙細管と呼ばれる無数の細い管があり、冷たいものや甘いもの、酸っぱいものが触れるだけで鋭い痛みが走るようになります。

知覚過敏は単なる一時的な違和感ではなく、歯の保護機能が低下しているサインでもあります。

 

主な原因は3つ

① 強すぎるブラッシング

毎日の歯磨きは大切ですが、力を入れすぎると逆効果です。強いブラッシングはエナメル質をすり減らし、象牙質を露出させてしまいます。毛先の硬い歯ブラシや研磨剤の多い歯磨き粉の使用も、摩耗をさらに加速させる要因になります。

 

② 歯ぎしり・食いしばり

就寝中の歯ぎしりや日中の食いしばりによって、歯の表面に細かい亀裂が生じます。そのわずかな傷から刺激が神経へ伝わりやすくなり、知覚過敏を引き起こすことがあります。自覚がない方も多いため、注意が必要です。

 

③ 歯周病・歯ぐきの退縮

歯周病などで歯ぐきが下がると、エナメル質に覆われていない歯の根元が露出します。根の部分は刺激に対して特に敏感で、冷たい飲み物や歯ブラシが触れるだけでしみやすくなります。放置すると虫歯や歯周病がさらに進行するリスクもあります。

 

セルフケアで改善できること

まず歯磨きの力加減を見直しましょう。毛先のやわらかい歯ブラシを選び、鉛筆を持つような軽い力で磨くことが基本です。研磨剤の少ない歯磨き粉への切り替えも、歯への負担を減らすうえで効果的です。

また、市販の知覚過敏用歯磨き粉には刺激の伝達をブロックする成分が含まれており、毎日継続して使うことでしみる症状が和らいでくることがあります。即効性はないため、根気よく続けることが大切です。

さらに、酸味の強い飲食物や冷たいものの摂りすぎにも注意し、生活習慣を整えることで歯ぎしりの緩和にもつながります。

 

歯科医院での治療

セルフケアで改善しない場合や症状が強い場合は、歯科医院での処置が必要です。

初期段階では薬剤やフッ素を歯の表面に塗布して象牙質をコーティングする方法が一般的です。露出部分が大きい場合は、レジンやセメントで補修を行い物理的に刺激を遮断します。それでも改善しない場合はレーザー治療も選択肢のひとつです。

症状や原因に応じて適切な処置が異なるため、まずはご相談ください。

 

まとめ

冷たいものがしみるのは、歯からの大切なSOSサインです。症状が軽いうちは、歯磨き習慣の見直しや知覚過敏用歯磨き粉でのセルフケアで改善できることもあります。

しかし放置すると悪化する場合もあるため、気になる症状がある場合は早めに歯科医院へご相談ください。今年の夏こそ、冷たいものを思いきり楽しめる歯を目指しましょう。