静脈内鎮静法や骨造成にも対応する精密インプラント治療

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精密インプラント治療

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まるで天然の歯のような
しっかりした噛み心地や
自然な見た目に

インプラントは、歯を失った箇所で食べ物をしっかり噛めるようにし、
自然な見た目と噛み心地を取り戻す治療法です。
これにより、食事の制限や発音の困難、外見の変化といったストレスを軽減することが可能です。
米子市の米子ハーミー歯科では、精密な診査と先進的な設備をそろえ、
安全性を重視したインプラント治療を行います。
インプラントは高額医療です。一度話をしっかりと聞きご検討していただきたく、
無料相談を実施しています。

歯を失った、入れ歯が合わない、
初めてインプラントを検討される方へ

歯を失ったままにしておくと…
  • しっかり噛めず
    顎の骨が
    痩せてしまう
  • 隣の歯が
    倒れて歯並びが
    悪くなる
  • 汚れが溜まり
    口臭や歯周病を
    引き起こす
  • 放置するほど
    治すときの
    費用負担が増す
これらの問題を防ぐ・改善するために、大きく分けて3つの治療法があります

01

implant

インプラント

*

人工的な歯根であるインプラントを顎の骨に埋め込み、その上に土台(アバットメント)と人工歯を取り付けます。

  • 顎骨と人工歯根が強固に結合するため、自然の歯のようにしっかりと噛むことができる
  • 周囲の歯に負担をかけず、既存の歯を損傷するリスクがない
  • 天然歯のような美しい見た目
  • 埋入のための外科手術が必要
  • 全額自己負担となるため、経済的な負担が大きい
  • 治療期間が長くなる

02

bridge

ブリッジ

*

歯を失った箇所の両端にある歯を活用し、橋渡しのように連結した人工の歯を装着します。

  • 比較的短期間での治療が可能
  • 保険適用なら経済的な負担が少ない
  • 自由診療で機能性や見た目の美しさを追求できる
  • しっかり固定されて違和感が少ない
  • 周りの健康な歯を削る必要がある
  • 支えになる歯の負担が大きい
  • 失った歯の場所や本数によっては治療不可
  • 食べ物が挟まりやすい

03

denture

入れ歯

*

人工の歯ぐきと歯が一体化したものをクラスプ(留め具)や粘膜の吸着力を利用して口腔内に固定します。

  • 比較的短期間での治療が可能
  • 保険適用の入れ歯であれば経済的な負担が少ない
  • 自由診療で機能性や見た目の美しさを追求できる
  • 硬いものは噛みづらい
  • 食べ物が挟まりやすいので、虫歯や歯周病リスクが高くなる
  • 金属の留め具が目立つ場合があり、見た目が気になる

例えば左下6番の中間欠損があった場合、医学的にベストな治療はインプラントです。
次にブリッジ、義歯といった順に続きます。可能な限り可撤式(義歯、IOD)よりも固定式の装置(インプラント、ブリッジ)を選択することで、残存歯の10年後生存率を高めることができます。
「インプラントはともかく、ブリッジで天然歯を削るくらいなら部分入れ歯にして歯を削らない方が将来的にはメリットがあるのでは?」という疑問を抱かれる方もいらっしゃるかもしれませんが、これには次のようなエビデンスがあります。

5番もしくは6番の中間欠損歯の両隣歯の10年後生存率

つまり、部分入れ歯は支台歯にかなり大きなダメージを与えて生存率を低下させるが、ブリッジは放置するよりも支台歯の生存率を高めるという結果となっています。
ブリッジは歯を削るのに、生存率があがるのは意外と思われるかもしれませんが、少数歯欠損においてインプラントやブリッジは残存歯の生存率を高めるが、部分入れ歯はそうとはいえないという論文(※)が発表されています。

※「欠損補綴が残存歯の生存率を向上させるのか?」という疑問に対するsystematic review:Yutani Hirofumi (2005)

今の入れ歯を我慢して
使っている方は要注意

お口や顎の骨の変化、入れ歯の経年劣化などにより、入れ歯が合わなくなることがあります。
合わない入れ歯を無理して使い続けると、様々なトラブルが懸念されます。

  • 顎の骨がさらに痩せる
  • 何度も入れ歯を修理して費用がかさむ
  • 口内の粘膜を傷つけたり、口内炎の原因に
  • 顎関節症の原因になることがある
  • 健康な歯の寿命を縮める
  • 食事や会話に支障をきたす
入れ歯の治療には限界があります。毎日を快適に過ごしていただくためにも、
患者様ご自身の理想のゴールをもとに、治療法を検討・選択しましょう。

米子市の歯医者 米子ハーミー歯科では、
単に欠損した部分を補えばいいという
その場しのぎの治療ではなく、
患者様の10年後を見据えた
予知性の高い治療
をご提案していきます。

インプラント治療について

*
負担をかけずに
自然な噛み心地を取り戻す
保険のブリッジや入れ歯が合わず、食事や会話の際に不便を感じたことはありませんか?虫歯や歯周病、事故などで歯を失い、ブリッジや部分入れ歯を使用すると、天然の歯よりも噛む力が低下します。
そんな従来の治療法とは異なり、歯を失った部分に人工の歯根を埋め込んで新しい歯を固定するインプラントは、人工の歯根と骨が結合することで十分な咀嚼力を取り戻し、天然の歯と同様にしっかりと噛むことができます。
米子市の米子ハーミー歯科では、予防歯科に力を入れた診療で天然歯を残すことを第一に考え、それでも歯を失ってしまった場合には、周囲の歯に負担をかけず優れた噛み心地を取り戻せる精密インプラント治療をご提案いたします。
インプラントはここがスゴイ!
  • 健康な歯を
    削ることはない
  • 天然の歯と
    同じように噛む
    ことができる
  • 美しい見た目で
    周りの歯に
    自然になじむ
  • 顎の骨が
    やせるのを防ぐ
  • 10年後の
    残存歯の生存率が
    最も高い
インプラントはあくまで
選択肢の一つとしてのご提案であり、
軽率に歯の抜歯を勧めることはありません。
当院のインプラント治療
誰でもインプラント治療って
可能なの?

インプラントは誰にでも行える治療というわけではありません。
また口腔状況によっては、歯科医院に断られるケースもあります。
当院ではなるべく難症例にも対応できるよう体制を整えていますので、
まずはお気軽に相談へお越しください。

多くの歯を失った場合の
インプラント治療

インプラント治療は1歯単位で治療を行える優れた治療法ですが、多くの歯を失った場合にすべてインプラントにしようとすると、非常に高額になってしまいます。そこで、インプラントを軸にしつつも入れ歯や、ブリッジのような連結した人工歯と組み合わせた治療法が誕生しました。
片顎・両顎の歯をほとんどまたはすべて失った方も、まずは米子市両三柳の歯医者 米子ハーミー歯科へお気軽にご相談ください。

固定式でしっかり噛める/手術当日に仮歯
All-on-4/All-on-6
All-on-4(オール・オン・フォー)/All-on-6(オール・オン・シックス)は、多くの歯を失った箇所へ4本または6本のインプラントを埋め込み、連結した人工歯を支える治療法です。1歯に対して1本のインプラントを埋め込む一般的な治療法と異なり、最小本数で片顎すべての人工歯を支えることが可能なため、費用負担を大幅に抑えられます。
手術したその日に仮歯を入れることができ、安定した噛み心地や統一感ある美しい見た目など、機能面・審美面においても安心です。
取り外し式で手入れしやすい/万が一の修理も容易
インプラントオーバーデンチャー
顎の骨の中に2〜4本のインプラントを埋め込み、アタッチメントという留め具によりインプラントと入れ歯を固定します。インプラントによって入れ歯がしっかり固定されるため、硬い食べ物も問題なく噛めて外れにくいです。
ご自身で取り外しが可能なため、毎日のセルフケアはもちろん歯科医院で行うクリーニングなどメインテナンスがしやすく、口腔衛生をきれいに保ちます。

精密インプラント治療

*

*
  • 信頼できる医院でインプラント治療がしたい!
  • そもそもインプラント治療が必要なのか知りたい!
  • 費用や期間はどれぐらいかかるの?

カウンセリングのほか、視診やパノラマ、 CT撮影なども必要に応じて行い、検査結果をもとにカスタムオーダーメイドの治療方針説明や見積りをご提示します。治療の必要性や適切な治療法、費用についてなど、疑問や不安を何でもご相談ください。

  • ご予約・お問い合わせ
    ご予約・お問い合わせ:0859-21-7557
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よくある質問

インプラント治療はどのような治療ですか?
インプラント治療とは虫歯や歯周病、事故による怪我で歯を失った際に、歯の機能を補う治療です。歯を失った箇所に人工歯根を埋め込み、その上に土台と人工歯を装着することで天然歯と同様にしっかり噛むことができます。
当院のインプラントは生体親和性の高い純チタン素材のものを採用しており、長期的に安定した使用が可能です。
インプラント治療ができないケースはありますか?

インプラント治療では手術を伴うため、循環器系疾患・呼吸器系疾患・糖尿病や骨粗鬆症・腎臓や肝臓の機能障害がある方は注意が必要です。また、歯周病がある方や喫煙者の方も治療後のトラブルを引き起こす可能性が高いため、歯周病治療の優先や禁煙・減煙してからのインプラント治療開始を推奨しています。
他にも、インプラント埋入において骨量が少ない方は不足している骨を補う骨造成を行います。

なぜインプラント治療は高額なのですか?
インプラント治療は基本的に保険が適用されないため、全額患者様負担の自費診療になります。また、インプラントの素材にチタンが使われているため、インプラント自体が高額になります。ただし、先天性の疾患などの理由がある場合は保険が適用されるケースもございます。また、インプラント治療は医療費控除の対象となっており、当院ではデンタルローンでの分割払いも可能ですので、まずはお気軽に米子市の米子ハーミー歯科へご相談ください。
手術にかかる時間はどれくらいですか?
症状やお口の状態、埋め込む本数により異なりますが、手術にかかる時間は約30分~2時間半です。ただ、インプラントと顎の骨がしっかり結合するまで2〜6ヶ月程度かかります。骨造成が必要な場合はさらに治療期間が伸びます。
インプラント治療後の痛みや腫れはありますか?
インプラント埋入手術では通常局所麻酔を行います。鳥取県米子市の歯医者 米子ハーミー歯科では、より痛みに配慮したインプラント治療を提供するために静脈内鎮静法を採用しています。治療後は痛み・腫れが出ますが、鎮痛薬を数回服用する程度で次第に痛み・腫れがひいてきます。痛みや腫れが長引く場合は医院へご連絡ください。
インプラント治療後に気を付けることはありますか?

義歯の破折や脱落、義歯を固定するスクリューの緩みが起きることがあります。他にもインプラント周囲が感染することで骨の吸収を伴いインプラントの喪失に繋がるインプラント周囲炎を引き起こす恐れがあります。
長期間安定してインプラントを使用できるように、患者様ご自身での毎日のブラッシングと歯科医院での定期的なメインテナンスが大切です。メインテナンスでは口腔内チェックなどの経過観察やクリーニングを行い、予防・早期治療に繋げます。

インプラント後のCT撮影・MRI検査、金属探知機への影響は?
インプラントはチタンで作られているため、基本的には空港の金属探知機に引っかかることなくMRI検査も問題ありません。
しかし、インプラントの上部に磁石が付いた構造物が装着されている場合はMRIの画像が乱れることがあります。CT撮影についても、チタン製のインプラントが画像診断に影響を与えてしまうことがあります。
インプラントの治療法を教えてください
インプラント治療には1回法と2回法の二つの治療方法があります。1回法ではインプラント体を埋め込む手術と合わせて連結部にあたるアバットメントを装着します。2回法では1回目の手術でインプラント体を埋め込み、2回目の手術でアバットメントを装着します。当院では2回法を採用していますが、症例によってはインプラントを埋入した直後に人工歯を装着する即時荷重を行う場合もあります。
インプラントによる金属アレルギーが心配です
インプラントに使われているチタンは唾液に溶け出しにくく耐食性が高いため、金属の中でも金属アレルギーのリスクが少ないです。
歯が全くないのですが、全ての歯にインプラントは必要ですか?

歯を全て失ったからといって、失った本数分のインプラントを埋め込まなくても済む方法があります。
当院では少ないインプラント本数で複数の人工歯を補うオールオン4・オールオン6と、入れ歯をインプラントで固定するインプラントオーバーデンチャーに対応しています。

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エビデンスのある
安心のシステムを採用

鳥取県米子市の歯医者 米子ハーミー歯科では世界中で高いシェア率を誇り、信頼性の高いストローマン社とバイオホライズン社のインプラントシステムを採用。
ストローマンインプラントは、生体適合性の高いグレード4の純チタンで作られており、生体力学的な安定性と耐久性を考慮した設計がなされています。さらに、インプラント表面に酸化チタンを採用することで、骨との結合性が向上し、骨形成が促進される優れた特徴を持っています。
バイオホライズンインプラントは細かい溝が表面処理された「レーザーロック」という特許技術により、歯肉組織がその溝に沿って側方に成長することで骨吸収の予防が唯一可能なインプラントです。

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歯科用CTによる精密な診査診断
高精細立体撮影/低被曝で安心

インプラント手術では、神経管や血管の位置、骨の幅や骨質、粘膜肥厚の分類、自然孔の開存または閉鎖などを正確に把握する必要があります。そのため、CTによる精密検査は必要不可欠になります。
歯科用CTでの詳細な検査結果は、最終的な上部構造(歯冠の部分)の位置を正確に予測したり、不必要な骨移植や骨造成の判断を行ったりする際に重要な情報となります。これにより、個々の患者様に合わせた理想的な治療計画を立てる際に役立ちます。

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事前シミュレーションとガイドで
より正確な手術
step1 インプラントの埋入位置を精密設計
3D治療シミュレーション
インプラント治療をより安全かつ確実に進めるために、CT検査のデータを基にコンピューター上で3D治療シミュレーションを行います。患者様の実際のCTデータを使用して口腔状態を精密に再現し、コンピューター上で事前に疑似手術を行うことで、低侵襲な外科手術を実施することが可能です。
step2 設計通りの理想的な位置に手術を誘導
サージカルガイド
サージカルガイドとは、インプラント手術において術前のシミュレーション通りに正確に位置や角度、深さを再現するためのマウスピースのような装置です。これにより、下顎の骨内を通る神経を確実に回避し、難しい症例でも治療の安全性と確実性を高めることができます。

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高い専門性と豊富な技術・
経験を有する医師

医学的に最高の治療よりも個々の患者様における最善の医療を提供するために、私たち歯科医師は医学的に最高の医療が何かを知っている必要があります。
米子市両三柳の歯医者 米子ハーミー歯科では、専門的な技術力と豊富な知識、そして長年にわたる確かな治療実績を兼ね備えたスペシャリストである院長が、インプラント治療において診断から手術、術後のメインテナンスまで、高品質な治療を行います。

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麻酔科医による静脈内鎮静法で
痛みに配慮

治療中の過度な不安やストレスは、全身の状態に悪影響を及ぼすことがあります。米子市の歯医者 米子ハーミー歯科では、「インプラントの手術が不安で怖い」という患者様のために、専門麻酔科医による静脈内鎮静法で痛みに配慮した手術を行っています。静脈内鎮静法は全身麻酔とは異なり完全に意識を失うわけではなく、痛みや不安、恐怖心、緊張感を感じることなく、半分眠っているような状態で治療を受けることができます。

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骨造成で難症例にも対応可能

インプラントを顎の骨に埋め込むには、適切な骨の幅と高さが必要です。骨の幅や高さが不十分な場合、インプラントが骨を突き抜けたり歯肉から露出したりするリスクがあります。そのため、骨不足がある箇所には歯周組織の再生を促す「骨造成」を行い土台を整えます。これにより、骨の量や厚みを増やし、安定したインプラント治療を行うことができます。骨造成をはじめ、当院では様々な難症例に対応できる診療体制を整えています。

難症例について

骨造成
*
GBR(骨誘導再生)
歯を支える歯槽骨が何らかの原因で欠損した場合、歯槽骨の部分は急速に衰え、インプラントを埋入するのに十分な骨量が不足してしまいます。GBRでは、欠損した歯槽骨に自家骨を移植したり人工骨補填材を使用し、それをメンブレンと呼ばれる人工膜(吸収性または非吸収性)で覆い、数ヶ月の間にメンブレンの内側で骨再生を促します。
*
ソケットリフト
歯周病や虫歯などによって歯が抜けて顎の骨が萎縮してしまい、骨の高さ(垂直的な厚み)が不足している場合に行います。元々歯があった箇所に穴を開け、その空間を広げて骨補填材を挿入し、その上にインプラントを埋入します。これにより、骨量の不足した部位に新たな骨を増やし、インプラント治療を行うための土台を整えます。
*
サイナスリフト
骨の高さ(垂直的な厚み)が非常に少ない場合に行います。上顎洞の横から手術が行われるため、ソケットリフトに比べて手術の負担が大きくなりますが、ソケットリフトでは補えない骨不足の症例にも対応可能となります。頬側の歯ぐきを切開して上顎洞腔の空間を利用し、骨補填材を挿入します。その後、数ヶ月間、骨が形成されるのを待ちます。
ソケットリフトとサイナスリフトの
選択基準について
垂直的に骨が足りない場合に行う骨造成には
ソケットリフトとサイナスリフトの治療方法があります。
残っている骨が5mm以上の場合…ソケットリフト
残っている骨が5mm以下や多くの骨を補う必要がある場合…サイナスリフト
症状に合わせ適切な方法を選択していきます。
安心・安全な骨造成を行うために

CTによる精密検査を行い、患者様のお口の状態に適切な骨造成を判断します。
検査結果をもとに下記ガイドラインに沿ったオペを行うことで、
最も注意するべく、上顎で枝分かれしている動脈を傷つけないよう避けた安全なオペを実現します。

上顎洞に炎症が見つかった場合
*

上顎洞に炎症がある場合、急性(化膿性)ではサイナスリフトを行えませんが、慢性上顎洞炎では閉鎖されている自然孔を開存(開いた状態のまま)することで、サイナスリフトを行えるようになります。
自然孔の開存はサイナスリフトのオペ前に耳鼻科で処置する場合と、オペと同時に口腔外科で処置する場合があり、米子市両三柳の歯医者 米子ハーミー歯科では信頼する提携病院をご紹介しています。

上顎臼歯部欠損と判断された場合

上顎の奥歯の骨が、水平的または垂直的に足りない場合、GBRやソケットリフトで骨造成を行います。

*

上顎の奥歯の骨が足りずサイナスリフトで骨造成を行う場合は、以下のような手術を行います。

切開線Aは水平・垂直的な骨欠損を伴う場合/切開線Bはサイナスリフトのみの場合

*
骨窓の
設置箇所について
インプラントの長さ(13mm)も加味し、歯槽骨頂から5mmほど上に8mm×12mmの大きさで骨窓を開けます。
*
サイナスリフトのリスク・副作用
術中
  • 上顎洞粘膜穿孔:最も高頻度
  • 出血
  • 上顎洞側壁骨折
術後早期
  • 感染
  • 急性上顎洞炎
  • 出血
術後晚期
  • グラフト・ロス/失敗
  • インプラント失敗
  • インプラント迷入
サイナスリフトで最も起きやすい
「上顎洞粘膜穿孔」
=上顎洞の粘膜に穴が開いてしまう
トラブルについて

  • 骨窓の設置位置が不適切
  • 骨窓の骨切りが不適切
  • 上顎洞粘膜の剥離
  • 上顎洞内骨面の粗造
  • 上顎洞の隔壁がある
  • 歯根の上顎洞に突出


  • 1. 小さな穿孔(直径5mm以下)
    パッチ法(Surgicel®, Collagen membrane, etc)
  • 2. 大きな穿孔(直径5mm)
    穿孔粘膜の内側断端を6-0ナイロン糸にて骨窓上部に牽引固定
  • 3. 上記の1と2で対処不可能な穿孔
    サイナスリフト部の天井を自家ブロック骨にて再建
上記のような
トラブルを避けるために
サイナスリフト後の注意事項
  • 指示通りの内服をお願いします。
  • 鼻血が出ても2週間は鼻を強く咬まないようにしてください。(ティッシュで拭き取る、鼻栓をする)
  • 2週間は禁煙をお願いします。
  • 術後24時間は冷罨法を実施します。
    ※冷罨法(れいあんぽう)=血流減少・組織の代謝抑制のため、血管を冷却する処置
抗菌薬について
骨造成における適正な術前・術後の抗菌薬投与
  • ダラシン:150mg×2 Caps(術前30分前)
  • セファメジン:2g(術直前、静注)
  • ダラシン:150mg×4 Caps/日(毎食後と就寝前)を4〜7日間
  • クラビット:500mg/日(朝1回)を1週間
慢性上顎洞炎の抗菌薬投与(少量マクロライド長期投与療法)
  • クラリス:
    200mg×2T(朝食後と夕食後に1錠ずつ)を3か月間
  • ムコダイン:
    250mg×6T(毎食後2錠ずつ)を3か月間
翼状突起インプラント
*
骨造成を回避したい場合の代替治療
サイナスリフトは骨が薄い方にもインプラント治療が行えるというメリットの一方、前述のデメリットもあります。そこで米子市の歯医者 米子ハーミー歯科ではサイナスリフトやソケットリフトといった上顎洞底挙上術などの骨移植術を回避するための選択肢の1つとして「Pterygomaxillary Implant(翼状突起インプラント)」にも対応。
部分的に歯を失った場合、1本のインプラントに2歯分の被せ物がセットされた「カンチレバー」を使用しますが、奥歯側で使用する際に支えとなる1歯への負担が大きく、破折などのトラブルを避けるために翼状突起インプラントが用いられます。
翼状突起インプラントの埋入には相当の手術経験を必要としますが、高い成功率で骨吸収レベルは従来型インプラントとほとんど差がなく、合併症も少ないです。
翼状突起インプラントに類似する治療法として「Zygoma Implant(ザイゴマインプラント)」という、顎の骨ではなく頬骨(Zygomatic bone)にインプラントを埋め込むものもありますが、清掃性の観点から上顎洞炎併発が認められるリスクが高いため、当院では対応しておりません。

精密インプラント治療

*

*
  • 信頼できる医院でインプラント治療がしたい!
  • そもそもインプラント治療が必要なのか知りたい!
  • 費用や期間はどれぐらいかかるの?

カウンセリングのほか、視診やパノラマ、 CT撮影なども必要に応じて行い、検査結果をもとにカスタムオーダーメイドの治療方針説明や見積りをご提示します。治療の必要性や適切な治療法、費用についてなど、疑問や不安を何でもご相談ください。

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    ご予約・お問い合わせ:0859-21-7557
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  • 24時間受付 初診限定WEB予約
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精密インプラント治療の流れ

  • 01
    *
    カウンセリング
    米子市の米子ハーミー歯科では、まずは丁寧なヒアリングで情報収集を行い、歯の喪失の原因やインプラント治療で望む回復状態などを細かくお聞きします。インプラントへの疑問や治療への不安などがあればお気軽にお話ください。
  • 02
    *
    精密な検査
    お口や顎、お身体の状態を正確に評価するために、レントゲン写真や口腔内写真を撮影し、精密な検査を行います。検査結果によりインプラント治療が適さないと判断した場合は、入れ歯やブリッジなど、患者様に適した治療方法をご提案いたします。
  • 03
    *
    診断に基づいた治療計画立案
    検査結果を基に、インプラントの数や治療期間、費用などの治療計画を分かりやすく説明いたします。インフォームドコンセントを重視し、患者様が理解し納得した上で治療を開始します。
  • 04
    *
    安全な手術のための前処置
    インプラント治療を始める前に、虫歯や歯周病の治療からお口のクリーニング、顎の骨の不足に対する骨造成など、口腔内の状態に応じて適切な処置を行います。インプラント治療を安全に実施するための重要な段階です。
  • 05
    *
    インプラント埋入手術

    インプラントの埋入位置が正確かつ精密になるよう、コンピューターシミュレーションを活用したサージカルガイドと、緻密な制御ができるインプランターを使用して人工歯根(インプラント)を埋め込みます。手術の翌日からは通常の生活を再開できます。

  • 06
    *
    治癒期間
    インプラントの埋めた場所(上顎や下顎)や骨の質によって個人差がありますが、インプラントと顎の骨がしっかりと結合するまでの待機期間は通常2〜6ヶ月程度です。この期間中、必要に応じて仮歯を使用することもあります。
  • 07
    *
    上部構造の製作

    インプラントと顎の骨がしっかりと結合したことを確認後、上部構造(人工歯)の型取りをし、セラミックの被せ物を作製します。
    型取りから1〜2週間後に上部構造を装着し、様子を見ながら噛み合わせの調整を行います。

  • 08
    *
    メインテナンス

    インプラントが脱落する大きな原因となる歯周病を予防し、残りの歯を健康的な状態に保つためには、治療が完了した後のメインテナンスが非常に重要です。適切なホームケア方法を指導し、3〜6ヶ月ごとに口腔内のチェックやクリーニングを定期的に受けるようお勧めします。治療後の健康維持のためにも、ぜひ定期検診にお越しください。

目指すのは一生使えるインプラントと、
今以上に歯を失ってインプラントを
必要とすることのない口腔環境

メインテナンスの重要性
人工物であるインプラントは天然歯と比べて構造的に歯垢が付きやすく、細菌への抵抗力が無いため細菌感染が生じやすいです。インプラント特有の「インプラント周囲炎」といった歯周病のような疾患も懸念され、インプラントの寿命は一般的に15年前後と言われています。
しかし、適切なメインテナンスを行えればもっと長く使い続けられます。米子市の歯医者 米子ハーミー歯科ではインプラントがダメになったり、新たに歯を失ってまたインプラントが必要となることのないよう、インプラント後のメインテナンスを大切にしています。
  • ご自宅でのケア
    インプラント周囲の粘膜は傷つきやすいため、柔らかい歯ブラシで力を入れすぎず、毎日丁寧に磨きましょう。細かい汚れも落としきるために、歯間ブラシやフロスの活用もお勧めです。
    もちろん、患者様の状態ごとに適切なケアの方法・グッズがありますので、しっかりサポートいたします。
    ケア用品について
  • 当院でのケア
    ご自身のケアだけでは取りきれない・蓄積されていく汚れも必ずあります。
    当院では、口腔内のチェックとクリーニングといった一般的なメインテナンスだけではなく、レントゲン・CTによる検査や、必要に応じてインプラントの上部構造(人工歯)を外して細部のチェック・クリーニングまで行います。
  • 全身の健康管理
    糖尿病や骨粗しょう症など骨が弱くなる全身疾患は、顎骨に埋入しているインプラントにも悪影響を生じさせます。
    「インプラントだから口内だけ気をつけていれば良い」と思わず、全身の健康にも気を配りましょう。もちろん、患者様が全身疾患を患った・患っている場合には医科の主治医の先生と連携をとりながら、健康なお口を支えていきます。