生涯にわたる『8020運動』や地域における歯科保健医療の普及・推進を目指す日本歯科医師会が1993年(平成5年)に制定した記念日です。
11月8日は『いい(11)歯(8)』と読む語呂合わせからとなります。
また、4月18日は『よ(4)い(1)歯(8)』と読む語呂合わせから『よい歯の日』となります。
歯は一生の財産
ご自身の歯の寿命を縮めていませんか?定期検診で歯の喪失を防ぎましょう
◉むし歯や歯周病の予防で8020をめざす
歯科疾患実態調査(厚生労働省・平成11年)によれば、
私たちの口の中には60歳時点で20.4本、80歳時点では7.4本の歯歯科残っていません。
ぜんぶで32本(親知らず歯は除く)ある歯のうち、なんと24.6本もの歯を失ってしまっているのです。残った歯についても、ほとんど機能していないというのが現状です。
この一つの要因として、日本では痛くなったときに歯医者さんに通うというスタイルの結果、と考えられています。
◉予防先進国 スウェーデンの話
スウェーデンは世界有数の歯科先進国として有名な国です。
1970年に国家戦略として『むし歯と歯周病の予防』を国民に義務付けた結果、80歳で平均20本の歯が残っているという驚くべき結果が現れています。
80歳で20本以上自分の歯があれば、何でも食べることができ、楽しい食生活が送れることがわかっています。今からでも遅くはありません。
定期検診の効果
口腔の健康は全身の健康を支えます。定期検診を受けましょう
◉よい口腔状態を維持するために・・・
定期検診(メインテナンス)が大切です。
定期検診をしっかりと受けて、『むし歯や歯周病で歯を失わないこと』を第一に考えて予防すれば、一生自分の歯でものを噛むことが可能です。
私たち歯科医師、歯科衛生士は、患者さんが口腔の健康を通して、豊かな生活を送れるようにお手伝いしていきます。
◉治療が終わっても・・・
定期検診(メインテナンス)が必要です。
『治療が終わったら、もう来なくていい?』『痛くなったらまた来ます』と、ほとんどの患者さんが思いがちですが、そうではありません。
痛みが出てからでは症状が悪化していて、治療時間・費用が多くかかってしまいます。
治療終了後はお口の健康状態をチェックする『定期検診』が必要で症状の再発防止・予防処置を行うことがとても大切です。
また、お口の中の健康は全身の健康にも大きく関わっています。
今ある歯・歯周組織を悪くしないために問題のない状態から定期検診を受けましょう。