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歯周病の治療ってどんなことをするの?流れと検査内容をわかりやすく解説

「歯みがきのとき血が出るけど、放っておいていい?」「歯ぐきが赤く腫れているけど、これって歯周病?」

そんな疑問を持ちつつも、歯科医院に足が向かない方は少なくありません。

今回は、歯周病の検査から治療の流れまでをわかりやすく解説します。

 

歯周病は「放置すると悪化する」病気

歯周病とは、歯と歯ぐきの溝にたまる細菌が原因で、歯ぐきや歯を支える骨に炎症が起きる病気です。自然に治ることはなく、放置すれば骨が少しずつ溶けていき、最終的には歯を失うことにもなりかねません。歯を失う原因のトップが歯周病といわれるのはこのためです。

厄介なのは、初期段階ではほとんど自覚症状がないことです。「歯ぐきから出血する」「口臭が気になる」「歯がグラグラする」といった症状が出たときには、すでにある程度進行していることがあります。だからこそ、早めの検査が重要です。

 

検査でわかる4つのこと

歯周病の検査では

  1. 歯周ポケットの深さ
  2. 炎症・出血の有無
  3. 骨の状態
  4. 歯の揺れ

の4点を確認します。

なかでも重要なのが歯周ポケットの測定です。健康な状態では2〜3mmほどの溝が、歯周病が進むにつれて4〜5mm、さらに重度では8mm以上に深くなっていきます。溝が深くなるほど細菌が入り込みやすく、自宅でのケアだけでは届かなくなってしまいます。

また、出血の確認も大切な指標です。健康な歯ぐきはブラッシングしても出血しにくいのですが、炎症があると少し触れるだけで出血します。出血が確認された部分は、炎症が強いサインです。レントゲンなどの画像検査で骨の溶け具合も確認し、これらを総合して進行度を判断します。

こうした段階的な治療を経ることで、歯周病の根本的な原因にアプローチしていきます。大切なのは途中でやめず、最後のメンテナンスまでしっかり継続することです。

 

治療は5つのステップで進む

歯周病の治療は一度で終わるものではなく、段階を踏んで進めていきます。

 

ステップ1:歯みがき指導(初期治療)

まず取り組むのは、原因となるプラーク(歯垢)の中の細菌を減らすことです。どこが磨けていないかを確認しながら、正しいブラッシングを身につけます。歯ブラシだけでは届きにくい歯と歯の間には、フロスや歯間ブラシの活用が欠かせません。

 

ステップ2:歯石除去(スケーリング)

プラークが固まった歯石は、歯ブラシでは取り除けません。専用の器具を使い、歯の表面に付いた歯石をしっかり除去します。

 

ステップ3:歯ぐきの中の処置(SRP)

歯周ポケットが4mm以上ある場合、歯ぐきの中・歯の根の表面にまで汚れが入り込んでいるため、スケーリングだけでは十分に対処できません。そこで行うのがSRPという処置です。専用の器具を歯ぐきの中に挿入し、根の表面に付着した汚れを丁寧に取り除きます。さらに根の表面をなめらかに整えることで、汚れが再び付きにくい状態を目指します。

 

ステップ4:再評価と外科治療(必要な場合)

基本的な治療が終わったら、改善しているかどうかを再評価します。多くの場合はここまでで状態が改善しますが、深いポケットが残る場合は外科治療(フラップ手術)が検討されることもあります。

 

ステップ5:メンテナンス

歯周病は治療が終わっても再発しやすい慢性疾患です。定期的に歯科医院でクリーニングとチェックを受け、汚れをためない状態を維持し続けることが最も重要なポイントです。

 

まとめ:「痛くないから大丈夫」は要注意

歯周病の初期は痛みがないため、つい後回しにしてしまいがちです。しかし、歯ぐきの出血や腫れ、口臭やグラつきは体からの大切なサインです。気になる症状があれば、まずは検査を受けて現状を把握することから始めてみましょう。

毎日のセルフケアと定期的な歯科医院でのケアを組み合わせることで、歯周病はしっかりコントロールできます。あなたの歯を長く守るために、ぜひ早めに受診しましょう。