
「最近、歯の調子が良くない」「食事が噛みにくい」「歯を抜いたまま放置してしまっている」そんなお悩みはありませんか?さらに、「今の入れ歯やブリッジがしっくりこない」と感じている方も多いのではないでしょうか。
実は、こうしたお口のトラブルを解決する選択肢のひとつがインプラント治療です。見た目も噛み心地も天然の歯に近づけることをめざし、近年多くの方に選ばれています。
この記事では、
- インプラント治療とはどんなものか
- 選ばれる理由とメリット
- 手術前後に気をつけること
- 意外と知られていない「インプラント周囲炎」とその予防
これらを、できるだけわかりやすくまとめました。
インプラント治療とは?

インプラント治療とは、失った歯の部分に人工の歯根をあごの骨に埋め込み、その上に人工の歯を装着する方法です。
仕組みはシンプルで
- 顎の骨に人工の歯根を埋め込む
- その上に支台部(アバットメント)を装着
- 最後に人工の歯を固定する
という3ステップで進みます。
入れ歯やブリッジとの大きな違いは、周囲の健康な歯を削らずに治療が完結すること。さらに人工の歯根が骨と結合するため、噛む力がしっかり骨に伝わり、顎の骨が痩せにくいという利点もあります。
その結果、顔の輪郭が保たれ、若々しい印象を維持しやすいことも特徴です。
インプラントが選ばれる4つの理由

インプラントには様々なメリットがあり、多くの方に選ばれている治療法です。
① 健康な歯を守れる
ブリッジのように隣の歯を削る必要がなく、健康な歯の寿命を延ばしやすくなります。
② 自然で美しい見た目
色や形を天然の歯に近づけやすく、特に前歯の審美性が求められる場面で大きなメリットがあります。
③ 噛み心地が良く、外す必要がない
毎日取り外したり洗ったりする必要がないため、煩わしさがありません。硬いものも噛みやすく、食事の満足度が上がるという方が多くいます。
④ 長く使えるため費用対効果が高い
適切なケアを続ければ10年以上使用できるケースも多く、再治療を繰り返しにくいためコスト面でも優れています。
手術前に気をつけたいポイント
インプラントは手術を伴うため、事前準備が大切です。
- 手術当日は時間に余裕をもって来院する
- 前日はしっかり睡眠を取り、体調を整える
- メイクやマニキュアは控え、爪を短くしておく
- 体を締めつけない服装で来院する
食事については、医師の指示に従い、消化の良いものを選びましょう。喫煙は治癒を遅らせるため、できる限り控えることが重要です。
服用中の薬がある方は、自己判断で中断せず必ず医師に相談を。
また、術後数日間のプランを考え、家族や友人にサポートをお願いしておくと安心です。
手術後のケアが成功のカギ

手術後は、インプラントと骨がしっかり結合するまで丁寧なケアが欠かせません。
● 術後すぐのポイント
- 強いうがいは控える
- 出血が気になる時はガーゼを軽く噛んで止血
- 食事は柔らかいものを中心に(おかゆ・スープ・ヨーグルトなど)
- 反対側の歯で噛むよう意識する
歯みがきは傷口に触れないよう注意しつつ、その他の部分は清潔に保ちましょう。抗菌性のうがい薬は感染予防にも役立ちます。
また、激しい運動や重い荷物を持つことはしばらく控え、体を休めることが大切です。痛みや腫れが長引く場合は、我慢せず歯科医院へ連絡しましょう。
「インプラント周囲炎」に注意!
あまり知られていませんが、インプラントでも歯周病のような炎症が起こります。それがインプラント周囲炎です。
原因は天然の歯と同様、プラーク(汚れ)。進行すると骨が溶け、インプラントが揺れたり、最悪の場合抜け落ちることも。
予防には、
- 毎日の丁寧な歯みがき
- フロス・歯間ブラシでの徹底したプラーク除去
- 歯科医院での定期メンテナンス
この3つが欠かせません。
インプラントは「入れて終わり」ではなく、入れてからのケアが一番大切という点をぜひ覚えておいてください。
まとめ

インプラント治療は、見た目や噛み心地が天然の歯に近く、周りの歯を削らずに済む優れた治療法です。適切なケアを続ければ長期間使用でき、顎の骨の健康を守る効果も期待できます。
その一方で、手術前後の注意点や毎日のセルフケア、そして定期的なメンテナンスがとても重要です。
インプラントを検討している方は、ぜひ今回の内容を参考にしつつ、信頼できる歯科医師に相談してみてください。
