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見た目・快適さ・費用で比較!あなたに合う入れ歯はどれ?

「入れ歯が合わず食事が楽しめない」「金属のバネが気になって人前で笑えない」そんなお悩みをお持ちではありませんか?

実は、入れ歯にはさまざまな種類があり、それぞれに特徴があります。見た目や装着感、費用なども大きく異なるため、自分に合った入れ歯を選ぶためには、違いをきちんと理解しておくことが大切です。

今回は、入れ歯ができるまでの流れと代表的な種類、さらによく比較される「レジン床義歯と金属床義歯」の違いについて解説します。

 

入れ歯ができるまでの6ステップ

入れ歯は一度作ればすぐに完成するわけではなく、精密な工程をいくつも踏んで、少しずつ仕上げていきます。快適でしっかり噛める入れ歯をつくるためには、見た目だけでなく噛み合わせやフィット感の細かい調整が欠かせません。ここでは、実際に入れ歯が完成するまでの流れを6つのステップに分けてご紹介します。

①初回の型取り
まずはお口の大まかな型を採取します。これをもとに精密な型取り用の専用トレーを作成します。

②精密な型取り
細部まで再現することで、違和感の少ないフィット感のある入れ歯が可能になります。

③噛み合わせの調整
上下のあごの位置や見た目、話しやすさなどを確認しながら、自然な噛み合わせを決めます。

④仮合わせ
仮の入れ歯を試し、歯の位置や色味を確認。必要に応じて修正を行います。

⑤完成した入れ歯の装着と最終調整
最終的なフィット感や発音、噛み心地を確認しながら微調整を行います。

⑥使用後の調整
使用しながら違和感や痛みがないかを確認し、必要に応じて再調整していきます。

 

入れ歯の種類と特徴

自分に合ったものを選ぶためには、それぞれの特徴をしっかり理解しておくことが大切です。ここでは代表的な入れ歯を3タイプに分けてご紹介します。

金属床義歯
床部分に金属を使った義歯で、薄くて丈夫なのが特長です。熱をよく伝えるため、食べ物の温度を感じやすく、食事がより楽しめます。見た目や発音時の違和感も少なく、強度と耐久性にも優れています。

素材にはチタンやコバルトクロム、白金加金などがあり、それぞれ特性や価格が異なります。保険適用外の自費診療となるため、費用は事前に確認しておきましょう。

ノンクラスプ義歯
金属のバネを使わず、弾力性のある特殊な樹脂でできた部分入れ歯です。最大の特長は、金属が見えない自然な見た目です。装着時の違和感が少なく、軽くてやわらかい素材が歯ぐきになじみやすいため、快適な装着感が得られます。金属アレルギーのある方にも安心して使用できる点が評価されています。

代表的な製品には、バルプラスト義歯やスマイルデンチャーがありますが、こちらも基本的には自費診療となります。

 

その他の入れ歯

  • マグネット義歯:歯根やインプラントに磁石を埋め込み、磁力で入れ歯を固定するタイプ。安定性が高く、脱着も簡単です。
  • ウェルデンツ義歯:温度により硬さが変化する素材を使用しており、歯ぐきへの負担が少ないのが特徴。装着時の痛みや違和感が出にくく、軽量で自然な感覚が得られます。
  • 保険適用の入れ歯:最も経済的で、多くの方が利用しています。ただし、プラスチック製のため厚みが出やすく、違和感や耐久性の面ではやや劣ることがあります。何度か調整を重ねながら使っていくことが前提となります。

 

レジン床と金属床の違い

保険が適用されるレジン床義歯は、比較的費用を抑えられるというメリットがあります。主にプラスチック素材で作られているからです。そのため経済的な負担が少なく、多くの方が選ぶ入れ歯です。

しかし、一方で厚みが出やすく、食べ物や飲み物の温度が感じにくいというデメリットがあります。また、素材がややたわみやすく、噛む力が分散されにくいため、残っている歯に負担がかかることもあります。

金属床義歯は、装着時の違和感が少ないのが特長です。床部分に金属を使用しているため非常に薄く作ることができるからです。熱の伝導性が高いため、食事の温度をしっかり感じることができ、食べる楽しみを損ないません。

さらに強度や耐久性にも優れており、長期間にわたって快適に使用できる入れ歯として人気があります。費用は高くなりますが、機能性や快適性を重視する方にはおすすめの選択肢です。

 

まとめ

入れ歯は、見た目や使用感、費用面までさまざまな選択肢があります。どれを選ぶかによって、日常生活の快適さが大きく変わります。ご自身のライフスタイルやご希望に合った入れ歯を選ぶためにも、気になる点は歯科医師に相談しましょう。