「うちの子、歯磨きを嫌がって毎晩ひと苦労…」 そんな悩みを抱える親御さんは多いのではないでしょうか? 歯磨きを嫌がる子どもに無理やりやらせるのは、ストレスのもと。でも、絵本の力を使えば、自然に楽しい習慣に変えることができます!
今回は「なぜ歯磨き絵本が効果的なのか?」という理由とともに、歯磨き習慣のメリット、そしておすすめ絵本5冊をご紹介します!
なぜ絵本が効果的なの?
では、なぜ子供たちに絵本の読み聞かせが重要なのか説明します。
・歯磨きを楽しいものと認識しやすい
絵本の中でキャラクターたちが楽しそうに歯を磨く姿を見ると、子どもたちは「歯磨き=楽しいこと」と自然に感じるようになります。
・繰り返し読むことで習慣化しやすい
子どもはお気に入りの絵本を何度も読みたがります。その中に歯磨きのシーンがあれば、自然と「歯磨き=当たり前」という意識が身につきます。
・視覚と聴覚でイメージが定着
歯がピカピカになる様子や、プラークが取れる様子などを、絵と音で楽しく学べるのも絵本だからこそ得られるメリットです。
・親子のコミュニケーションにも最適
「〇〇ちゃんもピカピカにしようね!」と楽しく声をかけながら読み進めれば、親子の関係もぐっと深まります。
・好きなキャラクターのまねをしたくなる
子どもは好きなキャラクターの真似が大好き!歯磨き中のキャラを見ることで、自分もやってみようという気持ちが湧いてきます。
歯磨き習慣のメリット
絵本で歯磨きを習慣化すると4つのメリットがあります。1つずつ解説します。
・虫歯予防につながる
乳歯は大人の歯に比べてエナメル質が薄く、虫歯になりやすいのが特徴です。虫歯ができると痛みだけでなく、食事や発音にも悪影響が出ることもあります。毎日の歯磨きでプラークや食べかすをしっかり取り除き、清潔な口内環境を保つことが虫歯予防の第一歩となります。
・大人になっても継続しやすい
幼い頃に身につけた習慣は、大人になってからも自然と続けやすいものです。「歯磨きをしないと気持ち悪い」「磨かないと眠れない」といった感覚が身についていれば、忙しい日々の中でも歯の健康を意識してケアを続けることができます。
・口臭やトラブルの予防にも
歯磨きをしないまま寝ると、唾液の分泌が減ることで細菌が増え、口臭や虫歯・歯肉炎の原因になります。就寝前の歯磨きを習慣化することで、睡眠中も清潔な口内環境を保つことができ、口臭トラブルを未然に防ぐことが可能です。
・「健康を大切にする心」を育てる
歯磨きは、子どもにとって最も身近な自分の体をケアする行動です。「きれいになると気持ちがいい」「続けるといいことがある」といった実感が、自分自身の健康を意識する習慣の土台になります。将来的な生活習慣の形成にもつながる大切な一歩です。
歯磨きが楽しくなる!おすすめ絵本5選
では、子どもたちにとって歯磨きが楽しくなる絵本を5つ紹介します!
- 『モンスターだって、はをみがく!』
作:ジェシカ・マルティネロ/絵:グレゴワール・マビール/訳:いぶきけい(WORLD LIBRARY)
モンスターたちが楽しく歯を磨く様子に、子どもも夢中に!ユーモラスな展開とカラフルなイラストが魅力の一冊です。
- 『ノンタン はみがき はーみー』
作・絵:キヨノサチコ(偕成社)
大人気キャラ・ノンタンと一緒にリズミカルに楽しく歯磨きできる一冊。初めて歯磨きに触れるお子様にもぴったりです。
- 『くろくまくん ぴかぴかはみがき』
作・絵:たかいよしかず(くもん出版)
くろくまくんと一緒に歯磨きを学ぶ優しいストーリーです。まねしやすい動作も魅力です。
- 『は、だいじ だいじ』
作・絵:レスリー・パトリセリ/訳:おおはまちひろ(パイ インターナショナル)
歯の大切さを赤ちゃん目線で伝えることができます。やさしく、親子で読みやすい一冊です。
- 『はみがきあそび』
作:きむらゆういち(偕成社)
しかけ絵本で、動物の口が「あーん」と開く!0〜3歳にぴったりの楽しい一冊です。
まとめ
歯磨きを楽しい体験にすることが、習慣化の第一歩。 ぜひ、今回ご紹介した歯磨き絵本を活用して、お子さんと一緒に笑顔の歯磨きタイムをつくってくださいね!
お気に入りの絵本が、毎晩の歯磨きをぐっと楽しく変えてくれるはずです。