はじめに
突然ですが、みなさんには
「虫歯が進行してしまった…」「歯が欠けてしまった…」「銀歯を白くしたい!」
このようなお悩みをお持ちの方は多いのではないでしょうか?
歯を健康に保つためには、適切な治療を受けることが大切です。
今回は、クラウン治療について詳しく解説します。
- クラウン治療とは何か?
- どのような種類があるのか?
- どんな基準で選べばいいのか?
このような疑問を解決できる内容になっていますので、ぜひ最後までご覧ください!
クラウン治療とは?
クラウン治療とは、虫歯や外傷で大きく削らざるを得なかった歯に、人工の被せ物を装着して補強する治療法です。この治療で使われる人工の被せ物をクラウンといいます。
削ったままの状態では、見た目が悪くなるだけではありません。歯がさらに欠けたり、噛む力に耐えられずダメージが進行するリスクもあります。クラウンを装着することで、歯を守り、しっかり噛むことが可能です。
クラウン治療が必要なケース
- 大きな虫歯がある場合
詰め物(インレー)では補えないほど歯が欠損している場合、クラウンで強度を維持します。 - 虫歯が神経まで達し、根管治療を受けた場合
神経を除去した歯は脆くなるため、クラウンで補強します。 - 外傷で歯が欠けたり割れたりした場合
見た目と機能を回復するためにクラウンを使用します。 - 銀歯を白い歯に変えたい場合
特に前歯や奥歯の銀歯が気になる場合、審美性を考慮してクラウン治療を選ぶ方も多いです。
クラウン治療の流れ
クラウン治療は、いくつかのステップを踏んで行われます。適切に進めることで、機能的で美しい仕上がりを実現できます。
- 診断
レントゲン撮影などで虫歯の進行度や神経の状態をチェックします。 - 虫歯治療・根管治療(必要な場合)
虫歯を削り、神経まで達している場合は根管治療を行います。 - 土台作り
クラウンを被せるために補強材を入れたり、歯の形を整えます。 - 型取り
精密な型取りを行い、患者さんに合うクラウンを作製します。 - クラウンの作製と噛み合わせ確認
歯科技工士が色や形を考慮しながらクラウンを作ります。 - 試着・調整
クラウンを仮装着し、フィット感や噛み合わせを調整します。 - 装着
最終調整後、セメントでクラウンを固定すれば治療完了です。
クラウンの種類と選び方
クラウンを選ぶ際には、審美性・強度・費用・アレルギーの有無などを考慮することが重要です。自分に合ったクラウンを選ぶことで、見た目の美しさだけでなく、機能性や長持ちにも大きく影響します。今回は目的別に理由も合わせて解説します
① 見た目を最優先したい方
オールセラミッククラウンがおすすめ。
- 金属を一切使用しないため透明感があり、天然歯に近い美しい仕上がり
- 変色しにくく、長期間にわたって審美性を維持
- 前歯の治療に最適
② 見た目と強度のバランスを重視したい方
メタルセラミッククラウンがおすすめ。
- 金属のフレームを使用し、強度が高い
- 表面はセラミックで自然な見た目
- 奥歯にも適用できる
- 歯ぐきが下がると金属が見える可能性がある
③ 費用を抑えながら白い歯にしたい方
硬質レジン前装冠がおすすめ。白いクラウンとも呼ばれています。
- 金属のフレームにレジンというプラスチックを被せたクラウン
- 費用が安く、保険適用で治療可能
- 変色しやすいため長期間の使用には不向き
④ 金属アレルギーが心配な方
オールセラミッククラウンまたはCAD/CAMクラウンがおすすめ。
- 金属不使用でアレルギーの心配がない
- 審美性を重視するならオールセラミッククラウン
- 保険適用で費用を抑えたいならCAD/CAMクラウン(適用範囲が限られる)
⑤ 奥歯の強度を最優先したい方
メタルセラミッククラウンまたは金属冠(銀歯)がおすすめ。
- 強度が高い
- 金属冠は耐久性が高く、強い噛み合わせにも耐えられる
- 銀歯は審美性が低いが、機能性を重視する場合に最適
まとめ
今回は、クラウン治療の流れ・種類・選び方について詳しく解説しました。
クラウン治療は、歯を守り、噛む機能を回復させるために重要な治療法です。
選ぶ際は、見た目・強度・費用・アレルギーの有無などを考慮し、自分に合ったものを選びましょう。
「どのクラウンがいいのかわからない」という方は、ぜひ当院までご連絡ください。
適切な治療を受けることで、長く健康な歯を保つことができます!