みなさん、こんにちは!
今回は、お子さんの歯の健康について、ちょっと難しい話をしてみたいと思います。
フッ化物洗口とフッ化物塗布ってなに?
まず、フッ化物洗口とフッ化物塗布って、いったい何をするものなのか、簡単に説明しますね。
- フッ化物洗口: 口の中にフッ化物液をふくんでうがいをすること。歯の表面をフッ化物でコーティングして、虫歯になりにくくする効果があります。
- フッ化物塗布: 歯医者さんで、歯の表面にフッ化物のジェルなどを塗ること。フッ化物洗口と似た効果があります。
両方をしても大丈夫なの?
鳥取県では、園や学校でフッ化物洗口を行っているところがあります。でも、歯医者さんでもフッ化物塗布をしているから、両方やっても大丈夫なの?と心配する保護者の方もいるみたいですね。
結論から言うと、フッ化物洗口とフッ化物塗布を両方行っても、安全性に問題はありません。 また毎日ご家庭で行い、園や学校でも行ったとしても、安全性には問題はありません。むしろ、両方行うことで、虫歯予防の効果がアップするんです!
なぜ両方やっても大丈夫なの?
「フッ化物」と聞くと、ちょっと怖いイメージを持つ人もいるかもしれませんが、フッ化物は歯を強くする効果がある成分です。
フッ化物洗口とフッ化物塗布を両方行っても、体内に取り込まれるフッ化物の量は、安全な範囲内なんです。
安全基準について
アメリカの歯科医師会では、水道水のフッ化物濃度が低い地域に住む3歳から6歳の子どもに対して、1日に0.5mgのフッ化物を摂取することを推奨しています。しかし、洗口液と歯磨き剤を併用しても、摂取するフッ化物の量は、この基準を下回るため、安全であると考えられています。
フッ化物を取りすぎるとどうなるの?
フッ化物をたくさん取りすぎると、歯がまだ出来上がっていない子どもでは、歯が白く模様が入ってしまう「フッ素症」という病気にかかる可能性があります。
でも、フッ化物洗口やフッ化物塗布を正しく行っていれば、フッ素症になる心配はありません。
まとめ
- フッ化物洗口とフッ化物塗布は、どちらも虫歯予防に効果があります。
- 両方を併用しても、安全性に問題はありません。
- むしろ、両方行うことで、虫歯予防の効果がアップします。
お子さんの歯の健康のために
お子さんの歯の健康のために、フッ化物洗口やフッ化物塗布を検討してみてはいかがでしょうか。
もし心配なことがあれば、かかりつけの歯医者さんに相談してみてください。