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矯正治療を始める前に知っておきたいこと|準備・痛み・歯みがき・ゴムの基本

「矯正を始めたいけれど、痛そうで不安」
「装置をつけた後、普段通りに生活できるの?」
「歯みがきは今までと同じで大丈夫?」

矯正治療を考え始めたとき、多くの方がこのような疑問や不安を感じます。実は、矯正治療は装置をつけたら終わりではありません。治療前の準備から、装置装着後の過ごし方、毎日のセルフケア、そして顎間ゴムの使い方まで、知っておくべき大切なポイントがいくつもあります。

あらかじめ正しい知識を知っておくことで、「知らなくて困った」「もっと早く聞いておけばよかった」という失敗を防ぐことができます。ここでは、矯正治療を安心して進めるための基本を分かりやすく解説します。

 

矯正前の準備「セパレーション」とは

矯正治療を始める前に、「セパレーション(歯間分離)」という処置を行うことがあります。これは、奥歯に金属のリングやバンドを装着するために、歯と歯の間に小さなゴムのリングを入れ、数日かけてすき間を作る処置です。

一般的には、上下左右それぞれの6番目の歯の前後、合計8か所に行われます。処置後は、歯が浮いたような感覚や噛んだときの痛み、軽い違和感を覚えることがありますが、多くは一時的なものです。痛みが強い場合は、市販の痛み止めを使用しても問題ありません。

セパレーターは食事や歯みがきの際に外れてしまうことがあります。誤って飲み込まないよう注意し、外れた場合は個数を確認しておくと安心です。多くの方は、3日〜1週間ほどで再来院し、装置の装着へと進みます。

 

装置装着後の過ごし方と注意点

矯正装置を装着すると、歯の表面にブラケットとワイヤーが固定されます。ワイヤーの力で歯は少しずつ動き、治療は4〜8週間ごとに調整しながら進んでいきます。

装着直後から3〜7日ほどは、歯が押されるような痛みや違和感を感じやすい時期です。これは歯が動き始めているサインでもあるため、過度に心配する必要はありません。この期間は、硬いものを避け、やわらかい食べ物を小さくして食べることで負担を軽減できます。

また、ガムやキャラメルなどの粘着性の強い食品、お餅、ナッツ類、固いおせんべい、歯で噛みちぎるような硬いパンや肉は、装置が壊れる原因になるため注意が必要です。食事の際は、前歯に過度な力をかけないよう意識しましょう。

 

矯正中の歯みがきのポイント

矯正装置がついていると、歯の表面に凹凸が増え、汚れが溜まりやすくなります。特に、歯ぐきとブラケットの境目、ブラケットの周囲、ワイヤーの下、歯と歯のすき間、奥歯のかみ合わせ面は要注意です。

歯みがきの際は、歯ぐき側からブラケットに向けて歯ブラシを斜め45度に当て、角度を変えながら丁寧に磨きましょう。ワイヤーの下は歯間ブラシを使い、最後にタフトブラシで細部を仕上げると効果的です。毎回完璧を目指す必要はありません。「今日の汚れは今日落とす」という意識で続けることが大切です。

 

治療のカギを握る「顎間ゴム」

矯正治療では、ワイヤーだけでなく顎間ゴム(エラスティック)が重要な役割を果たします。ゴムを正しく使うことで、かみ合わせを整える力が働きます。

理想は1日24時間の装着で、最低でも睡眠時間を含めて12時間以上が必要です。食事や歯みがきのとき以外は外さず、外したらすぐに付け直しましょう。ゴムは1日1回交換し、予備を持ち歩くと安心です。2重にかけたり、紛失したまま放置することは、トラブルや治療の遅れにつながるため避けましょう。

 

すぐ歯科医院に相談すべきサイン

7日以上痛みが続く場合や、装置が外れたゴムのかけ方が分からなくなったあごの痛みや音アレルギー症状が出た場合は、自己判断せず歯科医院に相談してください。早めの対応で、ほとんどの問題はすぐに解決できます。

 

まとめ

矯正治療は、毎日の小さな積み重ねが大きな結果を生む治療です。装置の準備、初日の過ごし方、ゴムの使い方、丁寧な歯みがき。どれも一つひとつは小さな行動ですが、未来のきれいな歯並びにつながります。

はじめのうちは戸惑うこともあるかもしれません。しかし、正しい知識を持って向き合えば、必要以上に不安になることはありません。分からないことや迷うことがあれば、早めに相談することも大切な一歩です。焦らず、無理をせず、できることを続けていくことが結果につながります。

今日の積み重ねが、数年後の自信ある笑顔をつくっていきます。