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インプラント・ブリッジ・入れ歯の違いとは?後悔しない治療法の選び方ガイド

「歯を失ったとき、どうすればいいんだろう?」
「インプラント、ブリッジ、入れ歯…どれが自分に合っているのかわからない」
こんなふうに迷ったことはありませんか?

見た目や噛み心地はもちろん、治療費や体への負担、将来の影響まで考えると選択は簡単ではありません。そこで今回は、代表的な3つの治療法「インプラント」「ブリッジ」「部分入れ歯」について、それぞれの特徴やメリット・デメリット、選び方のポイントをわかりやすく解説します。

 

インプラントとは?

インプラントは、失った歯の部分に人工の歯根を埋め込み、その上に人工の歯を取り付ける方法です。まるで自分の歯が戻ったかのような自然な見た目と噛み心地が得られます。

メリット

  • 周囲の健康な歯を削らずに治療できる
  • 顎の骨と結合し、安定感がある
  • しっかり噛めるため食事の満足度が高い
  • 適切にケアすれば10年以上使えることも多い

デメリット

  • 外科手術が必要で治療期間が長い
  • 骨量が不足していると追加処置が必要
  • 保険が適用されないケースが多く、費用が高額

「長期的にしっかり噛みたい」「見た目を自然にしたい」という方に向いた治療法です。

 

ブリッジとは?

ブリッジは、失った歯の両隣を削って土台にし、その上に橋のように人工歯をかぶせる方法です。

メリット

  • 自然な見た目に仕上がりやすい
  • 装着後すぐに噛める
  • 治療期間が短い
  • 保険適用の範囲で行えることが多い

デメリット

  • 健康な歯を大きく削る必要がある
  • 土台の歯に負担がかかり、虫歯や歯周病のリスクが高まる
  • 平均寿命は7〜8年ほどで、再治療が必要になる場合がある

「早く治したい」「費用を抑えたい」という方に適していますが、土台の歯を守るために丁寧なケアが欠かせません。

 

部分入れ歯とは?

部分入れ歯は、取り外し可能な人工の歯です。金属のバネで隣の歯に固定し、必要に応じて取り外して洗えます。

メリット

  • 歯を大きく削らずに済む
  • 治療期間が短い
  • 保険診療に対応しやすく費用を抑えられる
  • 外科手術が不要で体への負担が少ない

デメリット

  • 装着時の違和感がある
  • 噛む力が弱く、発音がしにくいこともある
  • 金属のバネが見えて審美性に欠ける
  • 寿命は平均4年程度で調整や作り直しが必要

「複数の歯を失った」「持病や年齢で手術が難しい」という方に現実的な選択肢です。

 

タイプ別のおすすめ選び方

歯を失ったときの治療法は複数ありますが、「自分に合っているのはどれだろう?」と迷う方が多いものです。費用や治療期間だけでなく、生活スタイルや健康状態によっても適した方法は異なります。

  • インプラント:長期的に安定した噛み心地を求める方
  • ブリッジ:短期間で治したい、手術に抵抗がある方
  • 部分入れ歯:複数の歯を失った方、体への負担を避けたい方

治療法ごとに向き・不向きがあるため、生活スタイルや健康状態と照らし合わせて選ぶことが大切です。

 

将来的な影響も考えよう

治療法の選択は「いま快適かどうか」だけでなく、「10年後、20年後にどう変化しているか」を意識することがとても重要です。たとえば、インプラントは噛む力を直接骨に伝える仕組みのため、骨の吸収を防ぎやすく、顎の形や口元の若々しさを維持しやすいという利点があります。

一方で、ブリッジや入れ歯は骨に刺激が伝わらない構造のため、長期的には顎の骨が痩せやすい傾向が見られます。

こうした変化は見た目や噛み合わせにも直結するため、治療を選ぶ際には将来の姿をイメージしながら考えることが、後悔のない選択につながります。

 

どの治療法でも欠かせないメンテナンス

治療が終わったからといって「そこで終了」ではありません。

たとえば、インプラントは人工の歯であっても天然歯と同じようにプラークが付着するため、毎日のブラッシングと定期的な検診が欠かせません。

ブリッジの場合は、専用のフロスや歯間ブラシを使った丁寧な清掃が必要になります。土台となる歯の根元や橋の下に汚れが溜まりやすいからです。

部分入れ歯については、毎日の取り外し洗浄に加え、歯ぐきや顎の骨の変化に合わせた定期的な調整が欠かせません。

いずれの治療法を選んだとしても、3〜4か月に一度の定期メンテナンスを受けることが理想的です。

 

まとめ

歯を失ったときの治療法には「インプラント」「ブリッジ」「部分入れ歯」の3つがあります。どの方法にもメリットと注意点があり、最適解は人によって異なります。

大切なのは、自分の希望や体の状態、将来の生活を見据えて選ぶこと。迷ったときは、信頼できる歯科医師に相談しながら、自分に合った方法を見つけてください。