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歯を失ったらどうする?ブリッジ治療とクラウンの選び方を解説!

突然ですが、皆さんは歯を失ってしまったとき、放置していませんか?実は、歯が1本なくなるだけでも、噛み合わせのバランスが崩れたり、周囲の歯に負担がかかったりと、さまざまな悪影響が起こる可能性があります。

今回は、歯を失った際の代表的な治療法「ブリッジ」と、被せ物である「クラウン」の種類と選び方について、わかりやすく解説します。

 

ブリッジ治療とは?

ブリッジ治療は、橋をかけるように人工の歯を取り付ける方法です。失った歯の両隣にある健康な歯を支えにしています。固定式のため安定性が高く、「しっかり噛める」「見た目が自然」といったメリットがあります。取り外し式の入れ歯に比べて違和感が少なく、発音や食事のしやすさも魅力の1つです。

その一方で、歯への負担がかかる点は注意が必要です。支えとなる健康な歯を削る必要があるからです。治療前には、レントゲン撮影や噛み合わせの確認などを行い、総合的に判断したうえで治療計画を立てましょう。

見た目と機能性を両立させるためにも、お口の状態に合った適切な診断と、丁寧な治療が求められます。

 

ブリッジ治療の流れ
ブリッジ治療は、以下のような手順で進められます。

① 診断と治療計画の立案
まずはレントゲン撮影や口腔内の検査を行い、歯や顎の骨の状態を確認します。ブリッジ治療が適しているかを判断するためです。結果をもとに使用する素材や支えとなる歯の選定など、具体的な治療計画を立てます。

② 支台歯の形成と型取り
支えとなる両隣の歯を削り、ブリッジを安定して装着できるよう形を整えます。その後、精密な型取りを行い、技工士が使用する模型を作成します。

③ 仮歯の装着とブリッジの製作
最終的なブリッジが完成するまでの間、仮歯を装着して見た目や噛む機能を維持します。型に基づいて、技工所で患者さんの口に合ったブリッジが丁寧に作られます。

④ 最終調整と装着
完成したブリッジを試着し、噛み合わせや装着感を細かく確認します。必要に応じて微調整を行い、問題がなければ専用のセメントでしっかり固定して治療完了となります。

 

装着後のお手入れと注意点

ブリッジは基本的に取り外せないため、毎日のケアが重要です。特に重要なケアは次の3つです。

  • 装着直後は飲食を控える
    セメントが固まるまでの30分ほどは、食事や強く噛むことは避けましょう。
  • 歯間ブラシやスーパーフロスで清掃
    人工歯と歯ぐきの間は汚れがたまりやすいため、専用の道具で丁寧にケアをしましょう。
  • 違和感や痛みはすぐ相談
    噛みにくさや痛みを感じたら、我慢せず早めに歯科医院へ行きましょう。調整することで症状を改善できることが多いです。

 

クラウンの種類と選び方

クラウンは、虫歯や外傷で大きく失った歯を補う「被せ物」です。素材によって特徴が異なります。

  • オールセラミック
    金属不使用で、自然な白さと透明感です。見た目を重視する前歯に最適です。
  • メタルセラミック
    金属の芯にセラミックを焼き付けたもので、耐久性と審美性を兼ね備えています。
  • ハイブリッドセラミック
    セラミックとレジンを混ぜたものです。コストを抑えつつ、見た目にも配慮したい方におすすめです。
  • 硬質レジン(保険適用)
    費用を抑えたい方におすすめです。ただし変色や摩耗が起きやすい点に注意が必要です。
  • ゴールドクラウン
    耐久性に優れ、奥歯など噛む力が強い部分に最適です。見た目は目立ちますが、長持ちします。

選ぶときは、見た目・耐久性・価格・アレルギーなど、自分にとっての優先順位を明確にし、歯科医師とよく相談しましょう。

 

まとめ

歯を失った場合でも、諦める必要はありません。適切な治療を受けることで、見た目や機能をしっかりと取り戻すことが可能です。ブリッジもクラウンも、それぞれの特徴を理解して、自分に合った治療を選ぶことが大切です。そして、治療後のお手入れと定期的なチェックこそが、健康なお口を保つカギになります。


不安なことがあれば、ぜひお気軽に当院へご相談ください。