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親知らず、抜くべき?残すべき?

今回は、多くの方が悩んでいる「親知らず」についてお話していきます。親知らずは、一番奥に生える歯で、人によっては生え方や症状が異なり、抜くべきか残すべきか迷う方も多いと思います。この記事では、親知らずの抜歯について、わかりやすく解説していきます。

 

親知らずとは?

親知らずは、一般的に18歳前後から生えてくる歯です。しかし、現代人の顎は昔の人と比べて小さくなっているため、まっすぐ生えてくることは少なく、斜めや横向きに生えてくることが多いです。

 

親知らずを抜くべきケース

親知らずを抜くべきケースは、主に以下の通りです。

  • ・斜めや横向きに生えている場合: 歯磨きがしにくく、虫歯や歯周病になりやすいです。また、周囲の歯を押し出して歯並びを悪くしたり、顎の骨に悪影響を及ぼす可能性があります。
  • ・手前の歯を強く押して歯並びに影響を与えている場合: 歯並びが悪くなるだけでなく、噛み合わせが悪くなり、頭痛や肩こりの原因になることがあります。
  • ・親知らずの周りに嚢胞ができている場合: 嚢胞は、歯の根の周りにできる袋状の組織で、放置すると大きくなり、痛みや腫れを引き起こすことがあります。
  • ・親知らずがかみ合わずに歯ぐきや頬の粘膜を傷つけている場合: 口内炎や痛みを引き起こし、食事に支障をきたすことがあります。
  • ・親知らずがひどい虫歯や歯周病になっている場合: 放置すると、他の歯にまで感染が広がる可能性があります。
  • ・親知らずが原因で腫瘍や嚢胞ができている場合: 早期に治療しないと、大きな問題に発展する可能性があります。
  • ・智歯周囲炎を繰り返す場合: 智歯周囲炎とは、親知らずの周囲が腫れて痛みを伴う病気です。何度も繰り返す場合は、抜歯を検討する必要があります。

 

親知らずを抜くメリット

親知らずを抜くことで、以下のメリットが期待できます。

  • ・虫歯や歯周病の予防: 歯磨きがしにくく、虫歯や歯周病になりやすい親知らずを抜くことで、これらの病気のリスクを減らすことができます。
  • ・口臭の予防: 歯周病が原因の口臭を予防することができます。
  • ・肩こりの解消: 噛み合わせの改善により、肩こりが解消されることがあります。
  • ・頭痛や鼻づまりの解消: 噛み合わせの改善により、頭痛や鼻づまりが解消されることがあります。

 

親知らずを抜くタイミング

一般的には、20代前半までに抜歯するのが良いとされています。年齢を重ねるにつれて歯の根が長くなり、骨が硬くなるため、抜歯が難しくなるからです。

 

親知らずを抜かない場合

親知らずがまっすぐ生えていて、周囲の歯に影響を与えていない場合は、抜かなくても良いことがあります。しかし、定期的に歯科医院で検診を受け、状態を診てもらうことが大切です。

 

まとめ

親知らずの抜歯は、個々の状況によって判断が必要です。もし、親知らずについて何か気になることがあれば、歯科医師にご相談ください。

 

歯科医院を受診する際のポイント

  • ・レントゲン撮影: 親知らずの状態を詳しく確認するために、レントゲン撮影を行います。
  • ・歯科医師との相談: 歯科医師から丁寧な説明を受け、ご自身の状況に合った治療法を選びましょう。

親知らずのことでお悩みの方は、お気軽にご相談ください。